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【マグネシウム欠乏発症リスクの検討】

★マグネシウム欠乏症のリスクを判断する

  1. 土壌分析をして、マグネシウム欠乏が発生し易い圃場か確認する
    • マグネシウム量が基準値より少ない
    • カリ量が非常に高い場合
  2. 以下の場合は、栽培期間中のマグネシウム欠乏が発生し易い
    • 低温湿潤時
    • トヨシロのような根張りが浅い品種
    • 耕盤層が浅い位置にある
    • 干ばつ時
    • 多量のカリを施用した場合 *1
    • 土壌中の苦土加里比が2以下の場合

*1;前作がビートの場合は、他作物より土壌中にカリが多く、マグネシウム欠乏が出やすいと考えられます。

 

★マグネシウム欠乏を早期発見するためには、少なくとも圃場を1週間に1度観察してください。特にマグネシウム欠乏症状が現れやすい下葉を重点的に観察してください。

Mg欠乏;無症状
Mg欠乏;初期症状(葉脈間が薄っすらと黄化する)
Mg欠乏;中期症状(葉脈間の黄化した部分が茶色いシミになる)
Mg欠乏;後期症状(時々、葉先が黄化する)
Mg欠乏;末期症状
各症状の比較; 左上;無症状、右下;末期症状
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